怪しげな雰囲気のセミナー(2/20/2009)に参加してきました.
『バイオマスが拓く21世紀のエネルギー
‐ 環境調和型材料変化システム"MACS" を用いたバイオマス燃料化技術』
http://j-bio.org/2009_02_01_archive.html
講師の上野博士は「エコシステム経済研究所」の所長.(この研究所がグーグルで見つからないのだ.)上野博士はプレゼンの間もずっと帽子をかぶっているような,ダンディな紳士でした.
エコシステム経済研究所は,バイオマスを作る画期的な装置(MACS)を開発したというのがメインテーマ……のはずだった.
セミナーでは最初に,地球環境が危険な水域に来ていることを説明(じーーーっくり).地球のCO2濃度をキープするには,バイオマスを使う必要がある.そして,バイオマスをいかに効率よく作れるかが重要だ.
現状は食べ物から,バイオエタノールを作っている.これはNGだ.(賛成.穀物価格上昇は許してはダメ.)理想は草木から,バイオメタノールを作ることだが.これが技術的に難しい.
しかーし! エコシステム研究所が開発したMACSという装置を使えば,「200C+20気圧+攪拌」だけで,草木をバイオメタノールに変えることができる! という内容でした.
肝心のMACS技術の詳細は一切なし!!!
発表が終わった瞬間の不充実感よ…….
他の聴衆も同じ思いの人が多かったみたいで,質疑応答の雰囲気を漢字一文字で表すと「疑」.質問もことごとく否定的.自分の前に座っていた先生は,明らかにお怒りでしたよ,ええ.
質疑応答は化学の話が多かったのでほとんどフォローできず.大筋だけ捉えると,
・これは水熱化学の技術である.
・水熱化学は分解が得意である.(ハイドロクラッキング)
・水熱化学はまだまだわからないところが多い.
・動いているところを,ぜひ見に来てください.
実際にそのMACS装置を見てみたいな.正直言って,バイオマスを作ることがどれくらい大変な技術なのかわからない.ただし,石油化学分野の先生方には「トンデモ技術」だったようです.
何はともあれ,今回セミナーで一番勉強になったこと.
技術者や研究者を相手にして,技術の話をしないと聴衆から攻撃される.
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ここまで書いてから,同じセミナーに参加した方の感想を発見.
増田裕昭氏
JBCセミナー「バイオマスが拓く21世紀のエネルギー」に参加して
下リンクで紹介されている平木義晴氏はセミナーの主催者.上野博士を呼んだ人とのこと.
http://eco.nikkei.co.jp/news/today/article.aspx?id=MMECn2000013032009&page=3
$10の価値は十分にあったセミナーです.
はてなブログにフラ盤を貼り付けるテスト
8 年前
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