科学の回廊『円周率は3.14か?』
小学校の授業で「円周率を3」とする話ありましたね.そういえば.
この話を聞くといつも思い出すのが,中学受験のための塾でバイトをしていたとき.先輩の先生が「円周率は3.14にすべき.なぜなら,因数分解を覚えてもらうのに,いいモチベーションになるから」と言っていたのが,印象に残っているので.
説明すると,たとえば「半径2mの円の中に,半径1mの円があります.残りの部分の面積はいくつでしょう?」のような問題があったときに,
普通だと,
S = (2 x 2 x 3.14) - (1 x 1 x 3.14)=12.56 - 3.14 = 9.42 m^2
と子供は計算してしまう.
でも,括弧でくくる(因数分解)を教えてあげれば,
S = (2 x 2 x 3.14) - (1 x 1 x 3.14) = (4 - 1) x 3.14 = 9.42 m^2.
と計算が楽になる.
円周率の本質的な考え方とはいっさい関係ないのが何なのですが.
技術者の経験上は π=3 で見積もればまあ十分.(π=22/7とか便利な近似もある)
リンク先を読んでいて「へー」と思ったのが,
一年の秒数 = π × 1千万秒
であるということ.計算してみたら,0.5%以下のずれに収まっています.すげー.
ページの著者は吉田伸夫氏.
大学で非常勤講師をしながら,本を書いたりしているみたいです.
http://www.shinchosha.co.jp/writer/3409/
この『科学の回廊』というページは面白いので,一通り読んでみる予定.



『一勝九敗』柳井正著(新潮社)




