2008年11月24日

The grass is always greener on the other side.

『永遠の途中』唯川恵(光文社文庫)を読みました.

ある会社に同期入社した2人の女性,「乃梨子」と「薫」が主人公.乃梨子はキャリアウーマン.薫は専業主婦.彼女達の対称的な人生を,それぞれの主人公の視点から描いたもの.

面白いのは,乃梨子から薫を見ても,薫から乃梨子を見ても,自分の方が不幸だと思ってしまうこと.人にはどうしても「隣の芝生は青いバイアス」が掛かりますからね.女性の自然な気持ちが書いてある様な気がして,共感しながら一気に読んでしまいました.

印象深かった言葉は,乃梨子の「どうしてもっと自分の生き方に自信をもってこなかったのだろう」.一生懸命選択したはずなのに,後悔してしまう.それが人を不幸にさせているというメッセージだと捉えました.

女心が分からない(普通の)男性へ送りたい一冊.自分の母親の気持ちが,少し分かった気がしました.

0 件のコメント: