2008年10月14日

Komyo ga Tsuji

『功名が辻』司馬遼太郎著(文春文庫)を読みました.文庫で4冊,一気に.人からの借り物です.

「山内一豊の妻」については,「へそくりで旦那に高い馬を買い与えた」だけは知ってました.でも,この人の話はこれだけじゃないってことが,よくわかりました.

本の主人公である千代(山内一豊の妻)が状況を大局的に捉えて,必ず正解の選択肢を旦那(山内一豊)に選ばせるストーリー.旦那を論理だけで行動に移らせるわけではなく,旦那の感情を考えて手を選んでいる.できる「上司」ですね.たとえば馬の話にしても,どうして馬を買い与えることに決めたのかのプロセスがいい(詳細略).

第2巻の212ページに大局的な頭の働かせ方について書いてあり,引用すると,

天下の政治,天下の軍事を頭において,自分の与えられた小さな部分の仕事をする,というぐあいでなければ,ついには大をなさない.
(引用終わり)

本によると,当時の武士は一人一人が株式会社のオーナーのようなもの.大名から雇われて戦で働く.大名が無能だと見きれば,雇われ先を変えるし,大名も部下が不優秀だと感じればクビ.

現代の日本も同じ様な状態になってきている,と言われている.戦国時代ですね.「自分株式会社」が食いはぐれないように何をしないといけないか,考える為のヒントになる本でした.

NHK大河ドラマで,この本が使われたのですね.私がアメリカに来てから放送したのかと思っていたら,2006年に放送されたと.まだ日本に居た頃か.やっていたの気がつかなかったなあ.

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

功名が辻がおもしろそうだね。自分も読んでみるよ。そうゆう話は大好きなんで。
昨日に引き続き5500円の宿に泊まってます。なんと朝飯がタダで出てきて、しかも、白人がたくさん泊まっていて、朝飯は白人7,8人に取り囲まれて食べていました。ユースホステルみたいだよ。
朝飯は気に入ったし、雰囲気もいいからちょっとファンになるかもしれないよ。

Peet's さんのコメント...

司馬遼太郎はいいね.『坂の上の雲』は必読ですよ.某高校の図書館で借りて読みました.10年も前の話かあ.

白人に取り囲まれて朝食を食べるなんて,日本じゃなかなかできない良い経験だね.