振動同期を用いた交通信号機制御について
現在採られている主な広域制御方式は,中央のコンピュータによる集中制御であり,特にプログラム整形方式やプログラム選択方式などが従来から用いられている.
ということで,ある場所で一括してコントロールしているようです.
これで疑問は解決したのですが,せっかくなので論文を読んでみました.交通信号機の存在意義について以下のように書いてあります.かっこいいね.
交通信号機は,一般道路上の交通流を直接的に制御する手段であり,信号機群のパラメータを適切に制御することによって,道路交通流の安全確保と円滑化が実現される.
筆者たちは「個々の信号機が自立して制御し,周りの信号機と緩やかに相互作用する方法」で信号機をコントロールする方がよいと提案しています.その優位性をシミュレーションで示すというもの.
その際のモデルの作り方が面白くて,信号機の相互作用を調和振動子系の相互作用でモデル化するというもの.このようにモデル化すれば過去の知見を簡単に適用できるとのこと.調和振動子系は過去にいっぱい研究されているはず.うまいやり方だと感じました.
シミュレーションをやる以上,モデルが正しいか検証しないといけない.実験で確認しないといけない.しかし,信号機のシミュレーションは簡単にはできませんね.本論文のようなシミュレーションをやっている人は,実験をやりたくて仕方ないでしょうね.(技術(と予算)の問題で実験検証できない素粒子物理に比べれば,状況は全然ましなはず.)
信号機の研究のように,直接人の役に立つ研究は好きですね.
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