2009年7月30日

Superconductivity

"Superconductivity : a very short introduction" Stephen Blundell (Oxford University Press)を読みました.

物理を知らない人が読んでも理解できるような「わかる本」の一種です.式は出てきません.(わかる人にはかえって分かりにくい面がある.)

自分は過去に超伝導やってました.そんな自分でも知らない裏話ばかりで非常に楽しめました.

特に高温超伝導が発見後のエピソードが面白くて,
・Bednorz と Mullerは高温超伝導の発見について,マイナー雑誌へレフリー無しを条件に投稿したとか.(ちょっと姑息だけど,理解できる.)
・ChuとWuはYBa2Cu4O8の発見について,YをYb(イッテルビウム)に換えて投稿したとか(ぎりぎりで修正).(これも悪質だけど,理解できる.)

「鉄ヒ素」が超伝導になることが発見されて(2008年),超伝導業界は賑やかになっているそうです.超伝導が飽きられるころに,新しい超伝導物質が見つかっている印象がありますね.

昔の偉人達が実験をやっている写真が本に載っているのですが,皆スーツを着ているのが気になって仕方ない.あのスーツは写真撮影用? それとも本当にあんな格好で実験をやっていたの?

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